LAで一番ローカルな体験ができる場所はどこか? 答えは「フードホール(Food Hall)」です。
「フードホール?」 「『フードコート』のことでしょ?」 「『ホール』だからフードコートより大きいんじゃない?」という声をよく耳にします。
LAの「フードホール」は、単に食事をする場所ではなく、LAの「すべてが詰まった場所」といっても過言ではありません。この記事ではそんなLAのフードホールの魅力をお伝えするとともに、みなさんにも実際に訪れて頂きたいフードホールをご紹介します。
- 人・文化・食が共存する街
- 日本のフードコートとの違いから見えるフードホールの魅力
- LAのおすすめフードホール8選
- グランド・セントラル・マーケット(Grand Central Market / DTLA)
- ザ・オリジナル・ファーマーズ・マーケット(The Original Farmers Market / Mid-Wilshire)
- ブルバード・マーケット(BLVD MRKT / Montebello)
- ロデオ39パブリック・マーケット(Rodeo 39 Public Market / Stanton)
- ザ・ハンガー(The Hangar / Long Beach)
- メルカド・ラ・パロマ(Mercado La Paloma / South LA)
- アナハイム・パッキング・ハウス(Anaheim Packing House / Anaheim)
- まとめ
人・文化・食が共存する街
LAは、世界中の人・文化・食が「当たり前に共存する」街です。ドジャースに世界各国からトップレベルの選手が集い、国籍を超えたファンがドジャースタジアムで野球を中心に一体になるように、フードホールでも多様なルーツを持つ人々が「食」を通じてつながっていく。それが、LAのフードホールを単なる食事スポット以上の場所にしている理由です。
日本のフードコートとの違いから見えるフードホールの魅力
日本のショッピングモール等にあるフードコートは、気軽に食事ができる場所として親しまれています。明るく清潔な空間に、ラーメンや丼物、ファストフードなど、幅広いジャンルの飲食店が並び、短時間で効率よく食事を済ませる場として機能しています。
一方、LAで人気を集めている「フードホール」は、単なる食事の場にとどまらず、“食の体験そのもの”を楽しむ空間として進化しています。最大の特徴は、地元の人気店や有名シェフが手がける個性豊かな店舗が集まり、まるで「グルメ市場」のような活気と多様性を持っている点です。
例えば、同じ施設内で本格的なメキシコ料理、ヴィーガンフード、クラフトピザ、アジアンフュージョン、カクテルやクラフトビールまで、世界各国の味を一度に楽しむことができます。また食事だけでなく、ライブ音楽やアート、歴史的建造物等をリノベーションしたデザイン性の高い内装や開放的な空間づくりで、「その土地の文化」が肉付けされているのが最大の特徴です。
LAのおすすめフードホール8選
おすすめフードホールはLA広域に散らばっているので、滞在中に最寄りのフードホールが見つかるはずです。フードホールを「目的地」にするのも旅をデザインしたい旅行者の方におすすめです。

グランド・セントラル・マーケット(Grand Central Market / DTLA)

- 住所:317 S. Broadway. Los Angeles, CA 90013
- 営業時間:毎日 8:00〜21:00
- 特徴・背景:1917年創業、100年以上の歴史を持つLAで最も有名で最大のフードホール。映画『ラ・ラ・ランド』のロケ地としても有名です。ダウンタウンの再開発とともに進化し続け、レトロなネオンサインが光る空間に約40もの多様な屋台がひしめき合っています。
- 名物・グルメ:
- 日本でも大人気の卵料理専門店『Eggslut(エッグスラット)』の本店。
- 絶品ロブスターロールが味わえる『Broad Street Oyster Co.』。
- 1972年創業の伝説的なドーナツ店『The Donut Man』(新鮮なイチゴが溢れんばかりに挟まったストロベリードーナツが超有名)。

LAに行ったらまずココ!100年の歴史と最先端のトレンドが融合する、食のるつぼ
ザ・オリジナル・ファーマーズ・マーケット(The Original Farmers Market / Mid-Wilshire)
- 住所:6333 W. 3rd St. Los Angeles, CA 90036
- 営業時間:月〜金 9:00〜21:00 土 10:00〜21:00 日 10:00〜19:00
- 特徴・背景:1934年、世界恐慌の時代に地元の農家が集まってトラックで野菜を販売し始めたのがルーツの歴史的ランドマーク。隣接する超大型オープンエア・ショッピングモール「The Grove(ザ・グローブ)」と直結しており、観光としてのアクセス・利便性が抜群です。19世紀風のノスタルジックな木造の建物が並びます。
- 名物・グルメ:
- ブラジル式シュラスコを量り売りで気軽に楽しめる『Pampas Grill』。
- シンガポール料理の『Singapore’s Banana Leaf』。
- 新鮮な肉やシーフードをその場で調理してくれる老舗の肉屋・魚屋も健在。

ショッピングと観光を同時に満喫!LAの歴史を感じるノスタルジックな青空市場
ブルバード・マーケット(BLVD MRKT / Montebello)
- 住所:520 Whittier Blvd. Montebello, CA 90640
- 営業時間:月曜 定休 日・火〜木 11:00〜21:00 金〜土 11:00〜22:00
- 特徴:現在5つの飲食店が入居するオープンエア(屋外型)のフードホールで、週末にはDJライブやレコードを持ち込めるイベントが開催され、パーティーのような活気があります。
- グルメ・地域貢献: 人気のLos Taquero Muchoは、定番のアルパストール、グリルチキン、じっくり煮込んだカルニタスのタコスに加え個性的なメニューも提供しています。黒人や有色人種(Black and brown)のコミュニティの経済活性化を目的に作られており、地元起業家を育成するインキュベータープログラムも実施しています。

ローカルの熱気と音楽に酔いしれる!LAのリアルなコミュニティ文化を肌で感じる、週末のパーティ空間
ロデオ39パブリック・マーケット(Rodeo 39 Public Market / Stanton)

- 住所:12885 Beach Blvd, Stanton, CA 90680
- 営業時間:月〜金 11:00〜21:00 土〜日 11:00〜22:00
- 特徴:約3,700㎡の広大なスペースに、20以上の多国籍な飲食店、バー、アーケード(ゲームコーナー)、タトゥーショップ、フォトブースなどが混在するエクレクティック(折衷的)な空間です。
- グルメ: 韓国風プルコギ・エッグサンドや、ケイジャン・クラブ・フライなど、トレンド感のある多彩なメニューが楽しめます。

LA×アジアの最旬トレンドが交差!絶品グルメからエンタメまで、遊び心がギュッと詰まった欲張りスポット
ザ・ハンガー(The Hangar / Long Beach)

- 住所:4150 McGowen St, Long Beach, CA
- 営業時間:店舗により異なる(Long Beach Exchangeに準ずる)
- 特徴:ボーイング社の飛行機工場跡地に建てられた、地元の航空史へのオマージュが込められたフードホールです。
- グルメ・空間:現在、14の飲食店と2つの小売店が入居しています。キャシディーズ・コーナー・カフェのジョーズ・スペシャル・ベーグルサンドイッチのように、地元で人気のメニューを本店以外でも楽しむことができます。 辛いものが好きな方は、ジェイ・バードのナッシュビル・ホットチキンを試してみてはいかがでしょうか。内部にはヴィンテージの航空写真や時計が飾られ、屋外パティオからは時折、上空を飛ぶ飛行機を眺めることができます。

航空史のロマンを感じながら乾杯!ロングビーチの抜けるような青空と、絶品ローカルグルメを一度に満喫
メルカド・ラ・パロマ(Mercado La Paloma / South LA)

- 住所:3655 South Grand Ave, Los Angeles, CA 90007
- 営業時間:店舗により異なる (例:月〜金 10:30〜21:00、土日 11:00〜21:00)
- 特徴:2001年から続く、アートとコミュニティ文化の発信地です。カラフルなタイルのテーブルやアート展示があり、1時間25ドルから借りられるミーティングルームも完備。地元民が仕事や勉強、対話をする場になっています。
- グルメ:ミシュランの星を獲得したシーフード店「Holbox」のウニ料理(Erizo)から、オアハカ(メキシコ)風のホットチョコレートまで、本格的な味が楽しめます。

ミシュラン獲得の絶品ローカルグルメに感動!LAの日常とアートが溶け込む、温もりあふれる文化発信地
アナハイム・パッキング・ハウス(Anaheim Packing House / Anaheim)

- 住所:440 S. Anaheim Blvd, Anaheim, CA 92805
- 営業時間:日〜木 11:00〜21:00 金〜土 11:00〜23:00
- 特徴・背景:1919年に建てられたシトラス(柑橘類)のパッキング工場(袋詰め工場)を美しくリノベーションした、2階建ての巨大なフードホール。自然光が優しく差し込む白を基調とした広大なアトリウム(吹き抜け)があり、植物が飾られたウッド調のインテリアはどこを切り取ってもフォトジェニック。週末にはライブミュージックも演奏されます。
- 名物・グルメ:
- インスタ映えする四角い大人気ドーナツ店『The Iron Press』。
- 秘密の隠れ家バー(スピークイージー)『The Blind Rabbit』(要予約)。
- 絶品のナポリピザや、見た目も可愛いクラフトアイスクリームなど。
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光と緑が溢れる最高の癒やし空間!歴史ある柑橘工場をリノベートした、南カリフォルニア屈指の映えスポット
まとめ
いかがだったでしょうか。LA旅行の合間に、こうしたフードホールを訪れてみることで、観光地巡りとは一味違った、現地のライフスタイルや文化に触れることができます。気軽に立ち寄りながらも、思いがけない美味しさや出会いに心が躍る。それがフードホールの醍醐味です。
フードホールは、レストランのように気負う必要がなく「気ままな一人旅でも、色々なローカルフードを自分のペースで少しずつ楽しめる」という大きなメリットがあります。
LAにおいて、「観る」(スポーツ)、「感じる」(ビーチやストリートカルチャー)、「創造する」(アート)といった体験が、それぞれ独立して存在するのではなく、最終的に「食」という体験へと自然に集約されていくのは、この街が持つ“多様性の統合力”によるものです。
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