先日シニアの読者の方から「ある問い合わせ」をいただきました。傘の持ち込みがダメだから「杖もダメ?」足が悪いから「検査場で預けて下さい」と言われたらどうしよう。
私も「杖は大丈夫でしょ」と漠然と思いましたが根拠も添えずにお答えできないので「調べて回答」差し上げたところ大変喜んでいただけた様子でした。
この記事は、その問い合わせいただいた内容「ルールの深掘り」と全国にいらっしゃる「同じように不安」をお持ちのシニアの方々の不安を「少しでも軽減」し、ドジャース観戦の「後押し」につながる情報をまとめたものです。
ドジャースタジアム・ルールとADA(アメリカ障害者法)
ドジャースタジアム・ルール(規定)に「杖(canes)」への言及はありませんが、ADAの項に以下の記載があり「体の不自由な方が必要な器具・機器に関し、柔軟にルールを変更する」としています。
方針、慣行、手順の合理的な変更、および補助器具とサービス|ドジャースは、障害のあるお客様が試合、スタジアム、またはその商品やサービスに平等にアクセスできるようにするために必要な場合、要請に応じて方針、慣行、手順の合理的な変更、または補助器具やサービスを提供します。(中略)ドジャースが通常提供していない合理的な変更、または補助器具やサービスを希望されるお客様は、ドジャースがご要望にお応えできるよう、ご来場前にできるだけ早めに866-DODGERS 内線7までご連絡ください。
英語原文はこちら
Reasonable Modifications of Policies, Practices and Procedures and Auxiliary Aids and Services |The Dodgers provide reasonable modifications of policies, practices and procedures, or auxiliary aids or services, upon request, where necessary to permit a guest with disability to have equal access to the game, the stadium or its goods and services, (omission) Guests requesting a reasonable modification or an auxiliary aid or service not regularly provided by the Dodgers are encouraged to contact 866-DODGERS ext. 7 at the earliest possible time before their visit to enhance the Dodgers’ ability to satisfy the request.
このポリシーはADA(Americans with Disabilities Act)第3編に基づくものです。
第3編(公共施設):公共施設および商業施設における障害に基づく差別の禁止
この編は、公共施設の私的使用が障害のある個人に対して差別することを禁じています。公共施設の例としては、ホテル、レストラン、小売店、診療所、ゴルフ場、私立学校、デイケアセンター、ヘルスクラブ、スポーツスタジアム、映画館など、私有、賃貸、または運営されている施設が挙げられます。この条項は、施設の改修および新築におけるアクセシビリティの最低基準を定めています。また、公共施設は、既存の建物において、大きな困難や費用をかけずに容易に撤去できる場合は、障壁を取り除く必要があります。この条項は、障害のある人々にサービスを提供する際に、通常の業務方法に「合理的な変更」を加えるよう企業に指示しています。また、視覚、聴覚、言語に障害のある顧客と効果的にコミュニケーションをとるために必要な措置を講じることも義務付けています。
英語原文はこちら
Title III (Public Accommodations):Nondiscrimination on the Basis of Disability by Public Accommodations and in Commercial Facilities
This title prohibits private places of public accommodation from discriminating against individuals with disabilities. Examples of public accommodations include privately-owned, leased or operated facilities like hotels, restaurants, retail merchants, doctor’s offices, golf courses, private schools, day care centers, health clubs, sports stadiums, movie theaters, and so on. This title sets the minimum standards for accessibility for alterations and new construction of facilities. It also requires public accommodations to remove barriers in existing buildings where it is easy to do so without much difficulty or expense. This title directs businesses to make “reasonable modifications” to their usual ways of doing things when serving people with disabilities. It also requires that they take steps necessary to communicate effectively with customers with vision, hearing, and speech disabilities.
またこれらの対象となる公共施設・スタジアムなどが具体的に何を求められるかを米国司法省公民権局(US.Department of Justice Civil Rights Division)のページで以下のように解説されています。
対象となる事業体は、手動または電動の車椅子やスクーター、歩行器、松葉杖、杖などの手動式移動補助具を使用する障害者が、一般の人が立ち入ることが許可されているすべての区域に入ることを許可しなければならない。
英語原文はこちら
Covered entities must allow people with disabilities who use manual or power wheelchairs or scooters, and manually-powered mobility aids such as walkers, crutches, and canes, into all areas where members of the public are allowed to go.
入場時に規制されないもの
これらの法令・規定によりスタジアムの入場・利用に際して制限を受けないものの代表例を以下にまとめています。
| 移動補助関連 | 車椅子(手動車椅子、電動車椅子、電動スクーターを含む) |
| 歩行器、杖(松葉杖を含み折り畳み式かどうかを問わない) | |
| 呼吸器関連 | 携帯型酸素濃縮器(POC)、酸素ボンベ、人工呼吸器 |
| 糖尿病関連 | インスリンポンプ、血糖測定器 |
| その他 | 栄養補給用のチューブ、聴覚補助機器 |
| 医療用バッグ、盲導犬などのサービスアニマル |
バリアフリー設備等
その他のドジャースタジアム規定に記載のバリアフリー設備に関する事項を以下にまとめています。
バリアフリー席:バリアフリー席はスタジアムの全フロアにご用意しております。バリアフリー席のチケットは、当ウェブサイトの各所にある「ADAチケット」リンクをクリックするか、チケット選択ページの右側にある「アクセシビリティ」を選択することでご購入いただけます。また、バリアフリー席に関する特別なご要望がございましたら、ドジャースのチケットオフィス(866-DODGERS 内線8)までお問い合わせください。


その他のバリアフリー情報はこちら
車椅子をご利用のお客様へ:車椅子をご利用のお客様で、通常の座席をご希望される場合は、フィールドレベルのレフトフィールドとライトフィールドのプラザ、ファンサービスステーションの隣、またはその他のレベルのホームプレート後方にある指定エリアに車椅子やその他の移動補助器具をお持ち込みいただき、保管してください。車椅子での介助が必要なお客様は、スタジアム内のどのゲートからでも、先着順で警備員、ゲストサービス、またはファンサービスのスタッフにお声がけいただければ、付き添いのスタッフが対応いたします。
アクセシビリティ機器の充電:一部のバリアフリー席には、移動補助機器や標準的なタイプB電源ソケットに対応した特殊なバリアフリー機器を充電するための電源コンセントが設置されています。詳細については、MVP@ladodgers.comまでメールでお問い合わせいただくか、866-DODGERS(内線8)までお電話ください。
バリアフリー駐車場:法令で義務付けられているバリアフリー駐車スペースは、駐車場B、D、G、I、L、N、Pにあり、有効な州発行の障害者用駐車許可証またはナンバープレートを正しく所持・使用している方専用です。駐車場係員が、対象車両の運転手をこれらのエリアにご案内いたします。バリアフリー駐車スペースは先着順でご利用いただけます。満車の場合は、空いている通常の駐車スペースがある最寄りの駐車場へご案内いたします。
シャトル/ゴルフカートサービス:ロサンゼルス・ドジャースは、移動に介助が必要なお客様のために、無料シャトルサービスをご用意しております。このシャトルは、各駐車場から入場ゲート付近まで運行しています。駐車後、このサービスをご利用になりたい場合は、ドジャース・ホットライン(323)224-2611までお電話ください。お客様の場所にシャトルを手配いたします。
大人用おむつ交換台:リザーブレベル32番セクションにある男女共用トイレ内に大人用おむつ交換台が設置されています。
男女共用トイレ:男女共用トイレはすべてのお客様にご利用いただけます。特に、介助者の付き添いが必要な方や、より広いスペースやプライバシーが必要な方に便利です。これらの個室トイレは車椅子でのアクセスが可能で、以下の場所に設置されています。聴覚補助機器:聴覚障害や視覚障害をお持ちのファンの皆様は、ファンサービスステーションにて補助機器をお貸し出ししております。またドジャースホットライン(323)224-2611までお電話でもお申し込みいただけます。補助機器は試合終了後、ファンサービスステーションまでご返却ください。
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ルール上はバリアフリー対応が徹底されていますが、試合終了後のスタジアム外は数万人が一斉に動くため、杖をついての移動は想像以上に過酷です。エレベーターの渋滞や、シャトルバスの乗車待ち(優先乗車はありません)など、高齢の親御さんには体力的な負担がかかるリアルな実態も覚悟しておく必要があります。
ドジャースタジアム徒歩圏内のおすすめホテル
『ドジャースタジアム|行き方・帰り方』の記事でも徒歩圏内のホテル「スーパー 8」を連戦で観戦する方へ「おすすめ」していましたが、今回の問い合わせをいただいたシニアの方にとっても「ゆっくりマイペース」で帰れる立地がいいとの事でした。
この記事では「スーパー 8」に加えて計3つの徒歩圏内ホテルをおすすめします。
スーパー 8 バイ ウィンダム ロサンゼルス ダウンタウン(Super 8 by Wyndham Los Angeles Downtown)|徒歩:約15分

スーパー 8 バイ ウィンダム ロサンゼルス ダウンタウンは、ドジャースタジアムまで徒歩15分という抜群の立地が魅力のバリューモーテルです。

試合終了後、大勢の人がスタジアム外でUberをひろうため目指すのがこの「Super 8」です。人通りも多いため夜間でも安心です。
一方ドジャースタジアムは丘の上にあり、行きは登り坂なのでUberを推奨します。
ヌーン オン サンセット ヒル(Noon on Sunset Hill)|徒歩:約20分

人気のブティックゲストハウス。LAのローカル感を味わいたい方におすすめ。
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「スーパー8」の次に近いですが大通りから1つ入った路地裏にありますので、夜間の場合の「ラストマイル」は注意をお願いします。
ナイツ イン ダウンタウン ロサンゼルス(Knights Inn Los Angeles)|徒歩20~30分

リーズナブルな価格が魅力のモーテル
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距離もありますし、夜間の治安には不安がありますので「スーパー8」からのUber移動を推奨します。
徒歩圏内ホテルのまとめ


おすすめはダントツで「スーパー8」です。他の2つは「スーパー8」に空きがない場合に検討することをおすすめします。その他チャイナタウン方面(ゲートE)にも徒歩圏内のホテルがありますが、こちら(ゲートA)より距離がありますし、治安にも不安があるのでおすすめしません。 ※ゲートA・Eからの徒歩は以下の記事で確認👇


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