こんにちは、LA攻略ラボ・所長のKです。
本日は、いつかロサンゼルスへ大谷翔平選手を観に行きたいと夢見ているすべてのファンに向けて、非常に残酷で、しかし絶対に知っておかなければならない「航空業界の緊急事態」についてお伝えします。(※ロサンゼルスに限った話ではありません)
「もう少しお金が貯まったら行こう」 「来年のスケジュールが発表されてから飛行機を取ろう」
もしあなたがそう考えているなら、今すぐ「方向転換」してください。 現在、日本からロサンゼルスへのフライト代は、これまでの常識が一切通用しない「超・高止まり時代」に突入しています。このままでは、一般のファンが自力でLA遠征に行ける時代は本当に終わってしまうかもしれません。
「それって今ニュースでやってる原油高だからでしょ」。と思われた方、もちろん燃油に相当する部分も上がっていますが、燃油以上に「運賃のベースが上がった」のです。
元ANA社員である私の視点から、今、国際線の裏側で何が起きているのか。そして「なぜ、今すぐ(今年の今のうちに)行動しなければならないのか」を徹底解説します。
絶望のファクト:11ヶ月前でも「運賃32万円」の結界
昔の旅行の常識といえば、「早く予約すれば早割で安く行ける」でしたよね。 しかし、現在のJALやANAのシステムでは、その常識は100%通用しません。これは、国内線も早く予約すれば安くなる「旅割」や「スーパーバリュー」は過去のものとなりました。
2026年に行われた運賃の大改定により、日系航空会社は「早く買った人を優遇する早割」を事実上撤廃し、東京ーロサンゼルスであれば最初から32万円の天井価格(フラットレート)で売る」というビジネスモデルにシフトしたのです。
下の「▶」をクリックして展開してみてください。上が私が2026年3月に購入した2026年9月フライトの料金、下が2026年6月に見積もりした同じ日の同じフライトです。
2026年5月以前の早割レート

2026年5月以降のフラットレート

これは搭乗日が近くなったから高くなったのではなく、運賃大改定の値上げによるものです。確かに「燃油費は約2倍」になっていますが、注目すべきは「ベース運賃の253%アップ」です。
ANAの胸中(値上げの背景)
元社員として値上げの背景を語らせていただくと、ANAに限らず航空・旅行業界は「コロナ禍」での給料・ボーナスカットで大量の離職者を出しました。私もその時期の離職・転職組です。
コロナ前のANAと言えば、就職したい企業ランキングのトップ常連でしたが、主要な製造業と比較すると決して給料が高い方ではありませんでした。そんな中コロナ禍を耐え抜いて頑張った社員に報いたいと、2023年5月の日経新聞のインタビューでANAの井上社長は「社員の給料を上げたい」と語っています。
ご存じの方も多いと思いますが、日経新聞のこの手の記事は「企業側からの依頼」によるものです。要はこの頃から既に、株主や利用者の理解を得るための「種まき」をして、大幅値上げへの方針転換を進めていたという事です。
よってこの値上げは燃油が落ち着けば「また安くなる」というような性質のものではありません。
LA(ロサンゼルス)行き飛行機代、値上げの波はどこへ向かうのか
「じゃあ、もう予算20万円以下でLAに行くのは無理なのか?」
絶望するのはまだ早いです。日系のJAL(JL)とANA(NH)は足並みを揃えて値上げをしましたが、日系以外ではアメリカのユナイテッド航空(UA)を除き、現時点ではロサンゼルス路線の値上げにシフトしていません。
「衝撃の価格差」実際にExpediaのリンクから「TYO-LAX」を検索してみてください。
【最大の警告】ドジャース観戦の抜け道も「今のうち」で消滅する
ここからが本題です。「なんだ、外資系航空会社に乗れば安く行けるんじゃん」と安心したあなた。その考えが一番危険です。
ANAの値上げの背景は記載しましたが、ユナイテッド航空に関してもCEOが「燃料費高騰に対応するため、運賃を最大20%引き上げる。仮に今後燃料代が下がっても、二度と元の水準には戻さない」と公式に宣言しています。
航空業界・航空運賃に限らずですが、今まで競合がいるため安価を維持しなければいけなかった企業競争において、競合が離脱し1抜け、2抜けとなってくると「往々にして」値上げ料金がスタンダードになっていくものです。
ビジネスにシビアな米系の航空会社なら尚更です。「日系に続き米系も」。これは何を意味するかというと日米路線のおける「全ての直行便が高くなる」という事です。
次の手として、韓国経由や台湾経由が安いままであればよいですが、この航空業界全体の値上げの連鎖を断ち切るのは難しいでしょう。
「いつか」を待つな。いつ行くの? 〇〇でしょ。
航空業界は今、完全に値上げの波に飲み込まれようとしています。 「来年のスケジュールが発表されてから考えよう」と悠長に構えている間に、「直行便の値段が跳ね上がり」、妥協して経由便にしようと思っていたら「経由便も高くなる」。
外資系もいつ値上げされるか分からないのなら、今すぐ旅程を決めるしかありません。だからこそ、LA遠征は「安いうちに、今のうちに」行くしかないのです。

以下の記事でおすすめフライトの選び方(出発時間)を解説してるので是非とも参考にしてください。現状の直行便であれば、アメリカン(AA)やデルタ(DL)が価格を据え置いています。

あとがき
日系航空会社の運賃が上がったので、JAL・ANA利用前提の「パッケージツアー」は今後更に燃油サーチャージがあがるを見越して「かなり割高」に値段が跳ね上がっています。
「パッケージツアー」を検討される際は、本当にサービスに「見合った料金」かを熟考されることをおすすめします。

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